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記憶が少しずつ消えていく
行政書士の試験対策はもちろんのこと、試験と名の付くイベント全般に言えることですが、「忘れてしまう前に復習する」というのが勉強方法における王道と言っても過言ではありません。

この「忘れる前に」というのが肝心で、人がどのタイミングでどれくらい忘れてしまうのかが分かれば、効果的な復習を行うことが出来ると言えます。

「忘れるタイミングなんて人それぞれじゃね?」

と言えなくもないですが、実は100年以上も前にヘルマン・エビングハウスというドイツの心理学者の方が人間の記憶の定着に関する実験を行い、21世紀の現在においても非常に理にかなった理論として確立しております。

ここでは、このエビングハウスさんの超有名な実験結果の理解をしつつ、どのタイミングで復習をすれば効果的に記憶していくことが出来るのかをひも解いていきたいと思います。

エビングハウスの忘却曲線とは?

エビングハウスさんは人間の記憶と忘却の関係を証明する目的で以下の実験を行いました。

自ら「子音・母音・子音」から成り立つ無意味な音節(rit, pek, tas, …etc)を記憶し、その再生率を調べ、この曲線を導いた。結果は以下のようになった。

20分後には、節約率が58%であった。
1時間後には、節約率が44%であった。
1日後には、節約率が26%であった。
1週間後には、節約率が23%であった。
1ヶ月後には、節約率が21%であった。

ここでいう「節約率」とは、一度記憶した内容を再び完全に記憶し直すまでに必要な時間(または回数)をどれくらい節約できたかを表す割合となっており、まぁ単純に記憶している割合と置き換えても問題ないかと思います。

で、これらの情報を忘れてしまう確率に落としたのがこちらのグラフ。

エビングハウスの忘却曲線
参考:エビングハウスの忘却曲線 | トリニティ株式会社

人間は、1時間後には記憶したことの半分以上、1日後には約4分の3も忘れてしまうという何とも切ない結果が出ております。

ただし、1日経過後については、記憶の減衰は比較的緩やかとなっており、2割程度は定着記憶(忘れない記憶)として残ると言われております。

では、このことを踏まえてどの位の間隔で記憶したこと(学習したこと)を復習すればいいのかを考えてみると、1日後も1ヶ月後もそれほど記憶している量には差がないので、ぶっちゃけいつでもいいように思えます。

が、このグラフにはちょっとした罠があり、忘れている量は同じくらいであってもその忘れ方に大きな差があり、ゆくゆくは復習効率に大きな差が出てきます。

再認可能忘却と完全忘却

変化
内容自体は忘れているが、キーワードや図などを見ることで「あ~アレね」といった感じでなんとなく思い出すということは、アナタも経験したことがあるんじゃないでしょうか?

コレを学術的な表現では再認可能忘却(忘れてしまっているがきっかけがあれば思い出せる忘れ方)と言います。
逆にそういったきっかけを見ても何も思い出せない忘れ方を完全忘却(最初から記憶していないに等しい忘れ方)と言います。

人間の忘れ方にはこの2種類が存在しており、一定期間が過ぎると再認可能忘却から完全忘却に変化し、個人差がありますが、一般的には1週間が忘れ方の昇格時期と言われております。

なので、さきほどのエビングハウスの忘却曲線で言うところの、1週間後と1ヶ月後では記憶している割合は2割そこそことなってますが、忘れ方の質という意味では性質の全く異なるものとなっております。
※ようは忘れている8割の忘れ方が全然ちがう

これは、復習をする場合に置き換えると、キッカケさえあれば呼び戻せる記憶と、完全に忘れておりゼロから憶え直さないといけない記憶の差があり、同じ時間を復習に充てたとしても記憶できる(記憶を戻す)量に大きな差が生まれます。

ベストな復習のタイミング

復習
以上のことを踏まえて、どのタイミングで復習をするのがベストなのかを考察すると、完全忘却になる前の再認可能忘却の段階で復習するのが良いと言えるでしょう。

先ほどの項で一般的には1週間で再認可能忘却 ⇒ 完全忘却に変わるとされてますので、まずは1週間後を目安に復習をするようにしていきましょう。

もちろん、この1週間後の段階で「笑っちゃうくらい憶えてない」方「余裕で憶えている」方が出てくると思いますので、ここからは復習タイミングを短くする、もしくは長くするといった形で調整し、アナタに合う最適なタイミングを模索するようにしましょう。

なお、理論上での話となりますが、記憶したことのうち、約2割ほどは完全記憶として定着していきますので、最適なタイミングでの復習を重ねることで、完全記憶の割合増加も期待することが出来ます。

最初のうちはなかなか自分自身の忘却ポイントを掴むのが難しいとは思いますが、把握さえしてしまえばもうこっちのもん。

行政書士試験だろうが何だろうが恐れることは何もないと言えるでしょう!

最後に

3文字の羅列
そもそもの話、「エビングハウスの忘却曲線」については、記憶している対象が「意味のない3つのアルファベットの羅列(られつ)」となってますので、こと実際の学習に置き換えた場合、意味のない単語を延々と憶えることはなく、何らかの関係性が必ずあります。

そういう意味では、この理論にもとづく忘れる量もあくまでも目安であり、実際はもう少し憶えてるんじゃないかと推測することが出来ます。

まぁ、記憶量が減衰していくという考え方自体は、記憶する対象問わず当てはまる事実なので、この記事でご紹介した内容を参考にアナタのベストな復習タイミングを探すようにしましょう!

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